アンティークキルト風ミニキルト/古き良き時代の素朴なキルトをタフティングで作る
まだ、電気など近代設備がなくて、暖炉の火と、ランプの明かりの下で、ひと針ひと針縫ったような、古くて素朴な雰囲気のキルトを作ってみませんか?
便利な生活もいいけれど、あえて不便な時代に戻ってみたいと思うのは、私だけはないと思います。
へこんだブリキ、錆びた鉄、剥がれたペンキ、均一でないガラス。
戻れないからこそ、憧れるのでしょうか・・
古い物が大好きです。
布を使った手作りも、アンティークキルトのように作りたい!と、ずっと思い続けているのです。
もちろん、古いキルトの中にも、緻密で繊細な作品もあるのですが、私が好きなのは、大らかな針目で、布合わせもちょっとアンバランス、しわしわで、少しゆがんでる、そういうもの。
何とも言えないその可愛さは、時の流れが生み出した魅力で、決して再現などできないのですが、少しでも近づけたらな、と思いつつ、今回は、小さめのキルトを作ってみました。
暗い赤、茶色、くすんだ濃いブルー。
アメリカの開拓時代や、南北戦争の頃をイメージしました。
当時布は貴重な物で、生活に根付いた手作りが、さかんに行われた時代です。
四角と三角だけの単純なパッチワークなので、簡単で、短時間で作ることが出来ます。
なので、このキルトのクライマックスは、いかに古っぽく、素朴に見せられるか、でした。
いつもなら、針目が揃っていなければ、戻ってやり直す所も、今回は敢えて直しませんでした。
柄の配置も、濃淡も、敢えてバランスをとらない。
少し暗い所で縫ったみたいに、針目は大き目で、不揃いに。
キルティングは、下書きなしのフリーハンドで、少し糸を引き気味に、しわ多めで。
みなさんも常々、何か作る時は、きっちり正確に、丁寧に作ることを心がけていらっしゃるかと思います。
でも、このキルトではそれを捨てて、あえてこの素朴な雰囲気を出すのに努めてみて下さい。
自分なりの慣れたやり方を変えるのは、想像以上に難しいことですが、ここは「修業」と思ってやってみて下さいね!
裏布を留めておくのは、「タフティング」といって、アンティークキルトに時々見られる手法です。
表、芯、裏布を糸で結んで留めておきます。
小さめのキルトなので、これで十分、用は足りていると思います。
裏布側には、こんなふうに↑ 糸がわたっています。
ミニキルトの使い道は、壁に飾るのはもちろん、バスケットにかぶせて使うのもお薦めです。
毎年、あふれるほど布は作られていますが、残念なことに、昨今では、こういうカントリーテイストの布は製造されることが少なく、年々布集めが難しくなってきました。
開拓時代とは違う意味で、貴重な布になりつつありますので、ぜひこのキットはGETして、作ってみて下さいね!
2022/8/25販売開始―ただいまキット販売中です
商品No.:KT-222
商品名:アンティークキルト風ミニキルトのキット
価格:¥3500
セット内容:布・キルト芯・刺しゅう糸・作り方説明書
出来上がりサイズ:約42x34cm
キットとご一緒にいかがですか?
縫い糸:L茶/色番48A 1個¥264
キルト糸:D赤/色番39B 1個¥440
糸のページ
★このキットを作る際は、刺しゅう糸6本どりが通る少し穴が大きめの針をご用意下さい。
その他、必要な道具などはこちらのページでご紹介しています。どうぞご参照下さい。
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