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母の日に思う 懺悔と赤い口紅と 2018/05/14/Mon
昨日は母の日でした。
私の実母は、私が20代の頃に旅立ってしまい、親孝行らしきものを何も出来なかった自分を、悔いても悔いてももう遅く、母の日=懺悔の日なのですが、主人の母はまだ健在で、昨日はお花と果物を持って会いに行って来ました。
健在とは言っても高齢ですから、もうあと何度訪ねていけるでしょうか。毎度会うたびに、「まだ大丈夫だから。」と自分流を貫くサバサバとした義母を私は大好きで、いつかは来る別れの時がまだまだずっと先でありますようにと祈るばかりです。
とにかく、一番の親孝行は、親より長生きすることです。義母が息子を見送ったりすることがないよう、主人のことをサポートする、それだけはちゃんとやろうと心に決めた母の日でした。
そして、子供であり、母でもある私。 子どもが元気で居てくれる、ただそれだけで母は幸せなのです。なので、ペンちゃん(娘)に、毎年何が欲しい?と聞かれるたび唸るほど困ってしまうのですが、今年は素直に、お料理本をリクエストしました。
お料理本とは言っても、私だいたい本のレシピどおりに作ったりしないので、中の写真と雰囲気が好きで欲しかった本です。NHKEテレで放映されていた「レイチェルのキッチンノート」小さくて可愛いパリのキッチンが本になったのがこれ。
イギリス人がパリでお料理しているので、材料やら料理用語やら、やっぱり日本人には
今一つ日常感が薄いのですが
色がきれいだし、写真がお洒落だし
何よりレイチェル自身が可愛い。
キッチンの、雰囲気作りのヒントがたくさん。
Eテレはもう放送していないようなので、レイチェルのインスタグラムのアドレス↓です。
https://www.instagram.com/rachelkhooks/
レイチェルの真っ赤な口紅が可愛いな~と思い、30代までは自分もトレードマークのように毎日赤い口紅をしていたので、久々に買って挑戦してみましたが、シワやらシミやらがもう最大限にクローズアップされて、あえなく撃沈・・・
いつか、白髪に赤い口紅の、おしゃれなおばあちゃんになってやるー!
成り行き任せで先取りしない季節の中心で季節を楽しむ 2018/05/08/Tue
これは私だけが感じていることかも知れませんが、ここ数年、季節が前倒しでやって来るような気がします。
普通は、6月から7月に訪れる梅雨。
最近は、もう少し早め、5月のうちから雨が多く、本来の梅雨の時期は意外と雨が少なく、7月は異常に暑くて、8月はイメージしたほどは暑くない・・・
日々、『季節外れの』という冠がついて予想気温が発表されることが多くないでしょうか? 毎年、平年通りとはいかないまでも、この何となくの違和感は、年々増幅していくような気がしています。
もし本当に季節が前倒しでやって来るなら、もう、急いで夏の準備をしないといけません・・・
お部屋も、梅雨と暑さに備えて涼しげなインテリアに衣替え出来るといいですね。
と、
そう言う私自身は、季節を先取りして準備するなどという用意周到なことが全く出来ない人間なので、夏に夏のものを作り、冬に冬のものを作っている始末・・・出来上がる頃には、相当ずれちゃってて、違和感MAXです。
でも、それはそれでいいかな、と自分では納得しています。
もちろん、前もって準備できれば一番ですが、実は私にとっては、作っている際中がその季節の中心である方が、モチベーションは上がります。
例えば、桜の頃に淡いピンクの布を合わせて、切ったり、縫ったりするのが好き。 夏の暑い時期に、冷房の効いた涼しい部屋で、ブルーの布を縫うのが好き。 ヤカンをかけたストーブの横で、茶色や赤の布を縫うのが好き。
出来上がった物ももちろん大事には思っていますが、さらに、それより前に流れる時間、それが私にとっては重要なのかな、と・・・。
今も、ちょうど庭に淡い色のバラやクレマチスが咲いているのを時々眺めながら、小花プリントなどハサミでチョキチョキ切っていると、本当に楽しくて、時間があっという間に過ぎて行きます。
毎日毎日、ずっとそういう時間ばかりだといいのですが、大人たるものなかなかそうもいかないので、チャンスが訪れたら、思う存分浸ります。
春に春のものを作って出来上がる頃にはすっかり夏。
そんな私ですから、キットを発売する順番がまったく季節通りにいかずとも、温かい気持ちでお付き合い下さい。
それでも、このブルーのクッションは、これから作るのにちょうどお薦めのキットです。紫陽花を眺めながら、ちくちく手縫いを楽しむ時間はいかがでしょう。
とても簡単ですから、暑さがピークになる前に完成して、涼しげなインテリアで夏を過ごしていただけると思います。
もともとのキットは、すでに1年以上前に販売が終了しましたが、ここにきて偶然似た感じの布が手元に集まってきましたので、なんとかキットが組めるようになりました。正方形をつなげるのは、単純ですが奥が深く、時間を忘れる楽しさです。ぜひお試し下さい。キットのページはこちらです。
わたくし、先々のことを見越して暮している方を、心から尊敬します。季節のしつらえや修繕、保存食を作ったり、和服を着たり。こういう事は、すべて先を見越していないと出来ないことですから、私のような者には一向に具わりません。
美味しいものが運ばれて来たら、9割がた写真撮るのを忘れる私。ですからなかなか美味しいものの記事は上がりません。ビフォーアフターをちゃんと写真撮っている方って素晴らしい。先を見越せない私は、大概ビフォーを撮っていません。
旅行の計画を立てる方も、つくづく尊敬。連休に入ってから泊まる所を探そうとする私。空いているわけないので、結果家で過ごします。計画を立ててその通り旅をしたことは、今まで一度もないかも知れません、私。
でも思うに、計画的に物事を進められる人は、完璧主義&心配性なのかな・・・。
いろいろな事を前もって準備出来ない私ですが、その分、心配事を抱えることも少ないように思います。
だいたいのことが、成り行き任せです。そして、それをあんまり後悔しない性格のようです。
その時の、中心に来たときの自分を楽しんでいるのかな?そんな気がします。
ですから私にとってガーデニングはほぼ修行のようなものですね。 常に次の季節のことを考えないといけないので・・・。 失敗も多いのですが、うまくやれれば、
結果が出ます。
チューリップからバラとクレマチスへ移る4月の庭 2018/05/02/Wed
みなさまゴールデンウィークいかがお過ごしですか?
私は、休みが続くと、いつものペースを取り戻すのに倍のエネルギーが必要になるので、連休が苦手です。
さらに、飛行機も苦手なので海外に行くわけでもなく、1年中で最も紫外線が強いこの時期、日中は家から出ないことさえ多く、ゴールデンでもなんでもない毎日が過ぎております。
さて、
庭の写真は時々撮っていたのですが、今年は我が庭ながら「なんか微妙・・・」という感が多く、ブログもコソッと自信なさ気に投稿させていただきます。
4月の前半は、チューリップが主役なのですが
いろいろな色の球根を植えた昨年2017年↑に比べ、今年2018年は
なんか地味・・・。色のチョイスで失敗したくないというブレーキが働いて、ピンクのチューリップだけにしたのがいけませんでした。 ポイントがなくぼやーっとして、なんか微妙・・・味が薄くて、これは何味?と思いながら食べてるような感じ。
品種は、アンジェリケとアップスターという、どちらも淡いピンクで
可愛くて、好きなチューリップでしたが、如何せん、色が薄く、存在感も薄かったです。
身長も低めで、手前のヒヤシンスの葉っぱに勢いで負けていました・・・主役にしては、華がなかった。
メリハリのない、私の消極的な考え方が如実に表れた花壇。見るたびに、ちょっとため息。ふー・・・
チューリップのほかには
ドイツスズラン、昨年はお花が1本だったのが2本になり、とりあえず倍に。(苦笑)
オダマキが好きで、今年は3種類に増やしました。
ツートンカラー、グラデーション、花びらの複雑な形状に目が釘づけ。興味がつきません。
オダマキは、こぼれ種で増えてくれることを期待して。
そしてそして、待ちに待ったバラの開花です。
ピエールドロンサール、今年の一番花はこの子でした。最初は中央が鮮やかなピンクで外側は白っぽいのですが
咲き進むと、全体がピンクになっていきます。
丈夫で、豪華で、本当に美しいバラ。唯一残念なのは、香りが弱いこと・・・
桃のようなつぼみがいっぱい。いっぱい。いっぱい。数えきれないほど。
去年は、ツルの誘引の仕方がわからず上へ上へ伸びていってしまい、脚立に載っても手が届かない場所に花があって四苦八苦。 今年はひとつお利口になって、手の届く高さに横に留め付けて、お手入れも楽に出来るようにしました。
そして、白のスイートピーと、さらにブラックベリーの小さなピンクのお花との共演が、これから見られそうです。
クレマチス「テッセン」も咲き始めました。冬には、もう枯れちゃった?と毎年思うのですが、いつの間にか芽が出てまた花が咲いています。ツル性植物の生命力に感動・・・
このあとは、ピエール以外のバラ、そしてユリの開花、ブルーベリーの実が成るのを楽しみに待つことにします。
今年は、めずらしく夏の庭の準備もしていますよ。
蚊が出始めて、ほとんど庭には出なくなるのはわかっていますが、グラジオラスの球根を植え、ホウセンカの種を蒔く予定です。どちらも、昭和生まれの私には、子供の頃を思い出す懐かしいお花です。
でも、またグラジオラスは白を買ってしまったので、夏らしい濃い色のないボケボケな感じの庭になりそうな予感。
布選びと同じく。色ってむずかしい・・・
クリスマスローズと春の花咲く3月の庭 2018/03/30/Fri
早いもので今年も3ヶ月が過ぎました。みなさまいかがお過ごしですか?
年度末ですね・・・。4月から、環境が変わる方もいらっしゃるかと思います。
春はお天気や気圧が不安定ですから、体調そして、気分も不安定になりがちです。新しい環境で緊張する場面も多いかと思いますが、ぜひ、すきま時間に好きな事、楽しい事を見つけて、リラックスして下さいね。
さて、
ここの所の暖かさで、ソメイヨシノは超特急で咲いたと思ったらあっという間に散り始め、ゆっくり散歩する間もありませんでした。今年は、全国的に極寒の冬(東京でも3回の積雪)から、いきなり鋭角に曲がって春がやって来た感じです。
私の庭も、植物が、春だ春だと慌ただしく芽を伸ばし始めました。
昨年12月に、窓の正面にある花壇の植栽をこんなふうにデザインして、球根を植えておきました。
真冬は過ぎたといっても、まだまだ寒い3月あたま、
それでも、チューリップの芽が出て
ヒヤシンスがつぼみをつけていました。
今月半ばにはクロッカスが咲いて
白の沈丁花がいい香り・・・
そして、クリスマスローズが満開です。
今年のクリスマスローズは去年より花が小ぶりで、つぼみが実のように丸くて可愛らしく、わたし好みに育ってくれました。
ビオラもどんどん花を増やしてがんばって咲いてくれるので、天敵、ナメクジ退治の夜のパトロールも開始しました。
去年移植したオオイヌノフグリ。よそでは雑草扱いのこのお花、私の庭では大切に扱われています。あちこちに種を飛ばして、今年はだいぶ増えてくれました。
反対にうちでは雑草扱いで今までぞんざいに引っこ抜かれていたムラサキケマンソウ、今年はとりあえず温存してあげることにしたら、調子に乗ってかなり増殖。
そしてここ数日の暖かさで、待ちに待った本格的な春の訪れ。
いよいよ、ヒヤシンスが開花です。
あれ? んー・・・なんかイメージと違う・・・わちゃわちゃして、子供っぽくないですか?この花壇。
濃いピンクのは別の所に植えればよかったし、チューリップとヒヤシンスの場所も逆がよかったみたいで、後悔先に立たず・・・。
昨日は季節外れの夏日。ヒヤシンスはどんどん伸びて、強い香りを放っています。
ユリに負けないほどの甘い香り、空気をいっぱい吸って、満喫しました。
クリスマスローズの花壇には、ムスカリも咲いています。
日当たりの良い場所、ピエール・ド・ロンサールの足元には、白のチューリップが咲き始めました。全然花の咲かない葉っぱだけの水仙と共に。
このチューリップ、内側がグレープフルーツイエローで、なかなか可愛いです。
ピエールには、新しい赤い葉っぱがぐんぐん生えてきていて、つぼみらしきものも見え始めています。
これから先は、チューリップ、バラ、クレマチス、ユリと、主役が入れ替わりながら、華やかになっていく庭。
秋には、病気がちだったイングリッシュローズ「ヘリテイジ」に見切りをつけ、跡地に芍薬を植えました。今シーズンはまだ咲かないかも知れませんが、とても楽しみです。
ブルーベリーも2株増やしたし、スイートピーやラベンダーも新しく苗を植えたので、わくわくしています。
3度の雪で枯れてしまったもの、ジャスミンとマーガレット。去年、あちこちで芽を出したオルラヤは今年は不作だし、いつの間にか姿を消しているものもいくつか。
でも、毎年同じようにはいかないし、自分の思い通りになんかならないのが庭仕事。
そこがまた、面白さ、奥深さ、ですね。
このあとも、私の小さな小さな庭のお楽しみは続きます。
ごはん命!わたし独自のゆるふわグルテンフリー生活 2018/2/28/Wed
みなさま、こんにちは。いかがお過ごしですか?
さて、今日は私がここ数年続けているゆるーい「グルテンフリーな食生活」をご紹介してみようと思います。
私は、自分が小麦粉を使った食品をたくさん食べると体調が悪くなる「グルテン不耐症」だと気付いてから、主食に粉ものを食べるのを止めました。
以前の記事にも書いたように、アレルギーの重篤なショック症状のようなものはないのですが、消化不良、胃部膨満感、疲労感、眠気、集中力の低下、気分の落ち込みなどがあり、回復するまでに半日横になって過ごすということがよくありました。
不調の原因がグルテンだとわかり、パン・パスタ・うどん・そうめん・ラーメン・焼きそば・・・などを、ほぼゼロにした生活が、もう2年ほど続いています。
以前は、日曜日ごとに都内のパン屋さんを巡るなど、パンは大好きでしたし、自分でもパンを焼いたりギョーザの皮を手作りしたり、まったく粉ものを疑うことなく暮らしていたのです。
ある日、体調が悪くなる原因を調べてみると犯人はグルテンだとわかり、その後排除することにより劇的に体の調子が良くなりました。
グルテンフリーなんて聞くと、食べたいものを必死で我慢して、厳格にストイックにきっちりやっているように思われるかもしれませんが、全然。
ずぼらな私にそんなつらいことが出来るわけもなく、とにかく食事は毎日のことですから、楽で、めんどくさくなくて、お金がかからないことしか続きません。
ですから、私がやっていることは、たったひとつだけ。
主食を、お米にする。これだけです。
何は無くともまずはご飯。
普通のお米を普通に炊いたご飯です。以前は、玄米に固執していた時期もあったのですが、今は素直に白米です。
日本はお米が主食の国ですから、その気になればグルテンフリー天国です。
お米と言っても形はいろいろあるのですよ。たとえば私の朝ごはんは
玄米フレークと玄米パフ。フレークは牛乳はかけず、オリーブオイルと塩でいただきます。パフの方は甘みがついているのでそのままで。
さすがですね~お米は。麺にもなっています。
フォーはお米で作った麺。我が家ではこのエースコックの鶏だしフォーを常備しています。生野菜をたっぷりのせて、レモンを添えて、ナンプラーを垂らしてベトナム風に。
ビーフンもお米が原料。少量のお肉とお野菜たっぷり入れて、味付けしないでいいなんて、なんて秀逸。大好きなケンミンの焼きビーフンを常にストックしています。忙しい日のお昼などに最適。
うどんやそうめん以外の麺というと、蕎麦がまず思い浮かぶとは思いますが、蕎麦は結構落とし穴。お手軽価格の蕎麦は、だいたいそば粉より小麦粉の方が多いのです。パッケージの裏を見ると、そば粉より小麦粉が前に来ていますよ。大半が小麦粉ということですから、要注意です。十割や二八はいいのですが、やはり少々お値段高めで、しかも茹で加減も難しい・・・
そんな中、我が家でよく食べるのは、新潟名物の「へぎそば」。
海藻が練り込まれていてツルツルと喉ごしがよく、おつゆにわさびではなくからしを入れるのが特徴です。裏を見ると
そば粉の方が前に来ていますね。でも、油断大敵。3番目の小麦たん白、これこそがグルテンの正体です。決して食べ過ぎないようにしませんと。
とにかく基本はごはんです。私は昼と夜が米食。
ご飯さえあれば、あとはお味噌汁だけ、漬物だけ、玉子だけでもいいわけで、万能です。
主食をご飯に限定してしまうと、自然と納豆や味噌や醤油やお酢といった発酵食品を一緒に口にするようになって来ます。野菜や海藻を食べる量が増えます。大豆製品や魚を食べる機会も増えます。
ん?? 何? 自動的に健康的な食事になっちゃってるじゃないの・・・
これがパン食では、絶対にこうはいきませんし、うどんやラーメンやパスタでも然り。
主食がごはんだからこそ、無理なく健康に良いものを食べる図式になっています。
しかも、この1年ほどで、グルテンフリーはかなりメジャーな存在になってきています。
インスタント麺のコーナーには、サッポロ一番やラ王と一緒に当然のように「鶏だしフォー」が並んでいますし、パッケージには堂々と「グルテンフリー」の文字が。
あら、ひき肉のコーナーには、こんな商品も。
以前は、美容に執心する方々のものだったグルテンフリー。今では特定のダイエッターだけではなく、一般人にも、その健康効果が浸透してきているようです。癌やうつ病など、病気との因果関係も取り沙汰され、意識が高くなって来ている証拠ですね。
そうは言っても、パン好き麺好きの家族の食事との兼ね合いが・・・と、なかなか実行に移せない方もいらっしゃるかも知れません。でも、家族の食事と共存させることは、実は結構簡単です。
ある日のお昼、メニューは「キャベツとしらすのペペロンチーノ」。ペンちゃん(娘)のものはもちろんパスタですが
私のは下がごはんです。
ラーメンやうどんの時は、スープとトッピングをおかずにしてご飯を食べるという感じ。
まず、普通に献立を考え、自分のだけ主食をお米に替えるだけでOK。ごはんのストックさえしておけば、別々に作ったりはしないので特に負担はありません。ですから小麦の主食はスッパリ無理なく止められたのです、すごく簡単でした。
しかし、
甘いものは一向に止められない私。
まあ、我慢は体に毒ですから(?)、食べたいだけ食べています。お菓子に使われているのは主に薄力粉でグルテンは少な目ですが、でも、なるべく使っていない物を選んでいます。
探すの大変?いえいえ、そんなでもないですよ。食べられるものはいっぱいあります。
まずは、チョコレートとアイス。これだけでまぁ十分ですが、他のものは代役を見つければいいのです。
あんパンは、おはぎやあずき缶に変換、クリームパンやシュークリームはプリンに替える、などなど。
お米、とうもろこし、ジャガイモが原料なら何でもOKってことですし
さつまいものお菓子もいいですね。私はスーパーで売っている焼き芋を冷凍しておいて、おやつや朝食にもいただきます。
でも、基本、主食以外は好きにします。外食の時は人に合わせるし、どうしても食べたかったら我慢はしません。
難しいことは出来ませんから、とりあえず、小麦粉をこねて粘りを出して作られたものだけ除去します。
揚げ物の衣など、小さいことはスルーします。これが私流。
ゆるグルテンフリーを実行すると、どんな良いことがあったか。
それはもう、体の軽さは比較にならないほどです。
私は、日々引きこもりで運動不足ですから、水を飲んでも太る体質だったのですが、グルテンフリーを始めてからは体重が成人してからの最軽量となりました。体重を落とすだけなら、これが一番ダイエット効果ありなのではないかと思うほどです。海外セレブやトップモデルたちが実践するのも納得です。
私は、冷え性もかなり改善。更年期障害も症状が緩和されてきました。
先日見た雑誌には、「小麦粉が腸内環境を悪化させる」との医師の談話も載っていましたので、私の腸はだいぶ良い状態に?自然と体重が減っていきリバウンドしないのも、小麦の主食をやめて、お米オンリーにしたお蔭のようです。
腸内環境は自律神経と深く係わっています。気分が落ち込んでやる気が起きない、イライラするなどのメンタル面もグルテンを排除することで徐々に回復してポジティブシンキングに変わっていきました。更年期特有のうつ状態も、もしこんなことで治していけるなら、超安上がりですね。
朝はパン食、お昼は麺、夜は糖質オフで主食抜きなんて、みなさまの中にも、お米を全く食べない生活の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もし、病気ではないけど何だか体の調子が今一つということがありましたら、お薦めします。ゆるグルテンフリー生活。
ゆるーく、お金をかけず、ストレスを溜めず。思った以上に心も体も軽くなりました。
お米を食べると食費も減りましたよ。考えてみたら、お米10キロ5千円。
都内のおしゃれパン屋さんの1回のお会計は1800円。
比較にならないコスパ・・・。
ありがとう、ごはん。
縫っている間の”座りっぱなし問題”を考える 2018/01/30/Tue
みなさま こんにちは
今日も手縫いちくちく、楽しんで下さっていますか?
私は、このお店を始めてからは今年で22年、それより以前、手芸本を見よう見まねでパッチワークを始めたのは高校生の頃、さらに遡って、小学生の頃は刺繍とカギ針編み、と、もう40年以上も針を持って何か作ることを続けているのですが、それでも、ちっとも飽きることはなくて、今作っているものが出来上がったら次は何を作ろうかしら、しばらく編み物もやっていないからやりたいなぁ、あれもこれも、作りたいものがいっぱい頭に浮かんで来て、困ってしまうほどです。
あぁもっと時間があったらなぁ・・・。
いつでしたか、私の教室に通って下さっていた方が
「先生にお会い出来て本当によかった!もしお会いしていなかったら、今もきっとただぼんやりテレビの前に座って一日過ごす毎日だったでしょう。今は、これがあるから、毎日好きな音楽をかけて、お茶を横に置いて、可愛い布を縫っている時間が本当に楽しくて仕方ないの。息子にもお母さん楽しそうだねなんて言われるんですよ」なんて仰っていましたっけ。
そうなんです。本当に、針仕事は楽しくて楽しくて、時間を忘れます。
その割に、道具や材料もそんなに高価ではないし、出来上がったものは家の中で使えたりプレゼントしたり出来るし、自分だけの楽しい時間があるからこそ、家事や仕事を頑張れたり、家族に優しく出来たり、とにかくイイコトばっかりで、お薦めの理由は限りなく出てくるわけです。
ところがところが、たったひとつだけ、あるんです。 最大にして唯一の欠点。 それは
運動不足になること。
ああ、もう、これはどうしょうもなくて、だって、座って黙々と作業しなければ、進みませんもの。
そして、当然、自分の家の中の決まった場所で、じっと座って、目と手のみを動かしているだけの時間。
特に冬場のこの時期、暖かいお部屋の中で好きなことをやっていると、立ち上がるのが億劫になって、ひどい時はトイレに立つことさえも後回しにしたり・・・
好きだからこその悩み、ついついやり過ぎてしまうんですよね・・・。
ここまで縫ったらやめよう、あと1枚縫ったらやめよう、〇時になったらやめよう・・・決めていますよ、ちゃんと。
でも、なかなか、やめられません・・・。
ここ数年、座りっぱなしが体に悪影響を及ぼすのだと言われていますね。
欧米や外資系の会社では、オフィスにスタンディングデスクを採用している所が出てきたりして、それで仕事の効率が上がったとか上がらなかったとか・・・。
立っていることが本当に健康にいいかどうかはさておき、とにかくずっと同じ体勢でいることが体に良いわけがありません。
みなさま、針仕事をしている時、平気で2時間3時間、同じ場所に座っていませんか?
以前、「針のこと」という記事を書いた時にもふれましたが、熱中するのはいいけれど、度を越してはなりません。
好きなことをして、健康を害してはなりません。脅すようですが、好きなことを、2度とやれなくなりますよ。
今から肝に銘じて、自分の「適量」を知りましょう。
わたしは、みなさまほど真面目ではなく、こう見えて結構飽き性です。 楽しいけれど、長時間はやらないので、針仕事では肩こりも腰痛もありません。 でもやはり圧倒的に運動不足です。
ですがなかなか運動をする時間も捻出できないので、とりあえず座りっぱなしにならないように心掛けています。
普段から何か運動をしている方には無用な心配ですが、私と同様に家にこもるタイプの方に
お薦めは、「立ち縫い」です。
みなさま、立って縫い物したことはありますか?
私は昔から、時々やっておりました。
「立って縫うなんて、出来る?」とお思いになるかも知れませんが、結構出来るものですよ。針やハサミは自然に手がいく場所に設置して、目で見ないで勘で取ります。 置く場所がなければ、ポシェットとかウエストポーチとか安全ピンなどを利用しても良いかと。
老眼となった今の私は、立っていると手元が照明に近くなるので、針目がよく見えることにも気が付きました。
座っている時と同じように縫うには、腕の筋力も必要ですし、効率よく縫おうとして頭も使っているのも、立って縫うことの意外な効果かも知れません。
重心を右足にかけたり左足にかけたり、両足に平均にかけたり。つま先立ちもしてみたり。もちろんずっと立っているのではなく、疲れたら椅子に座ったり、床に座ったり、体勢をいろいろ変えてみます。
もちろん製作途中には、テーブルに置いたまま縫う必要のあるプロセスもありますから、そういう時は落ち着いて椅子に座ってじっくり取り組みます。
どうしても座ってしかきれいに縫えないのなら、それはそれでもいいのです。
丁寧に、その時点の、自分の一番上手な針目で縫う、それが第一の目的です。
でも、長時間同じ場所に座りっぱなしにならないように、何か自分で工夫をしてみましょう。
例えば、糸を近くに置かない、とか。
1階のリビングで縫っているなら、糸は階段を上がった2階に置いておくのです。
一度立ち上がってそこまで歩いて行かなければ、絶対に次に進めません。同じ部屋の中でもいいので、なるべく遠くに置くとか、敢えて動きが発生するようなことを取り入れてみましょう。
椅子に座っている時には、つま先を動かしてみたり、背筋をピンと伸ばしてみたり、お腹を引っ込めてみたり、そうやって体勢を変えて、目と腕以外の所も同時に動かすように仕向けましょう。
湯あたりと同じニュアンスで、「針あたり」という言葉もあるくらいです。主に首の懲りからくる、めまいや吐き気、腕のしびれなど、針仕事をし過ぎて体調が悪くなる状態です。
どんなに楽しくてもやり過ぎはいけません。体の不調は時間がたってから出る場合もありますから、針仕事ぐらいと、あなどってはなりません。
目の疲れにも気をつけましょう。まばたきを忘れず、疲れを感じたら、そこで潔く針を置きましょう。
何事にも共通することだと思いますが、長く続けるこつは、つっ走り過ぎないことのようです。
許容量を超えると、必ず反動が来ます。ずっと同じ姿勢で無心に縫い続ければ、速く進むのは確かですが、決して良い結果だけが待っているわけではありません。
少し時間が多めに掛かっても、焦らず、自分の体を労わりつつ、楽しみは細く長く続けていきましょう。
『保護された通信』までの長く険しい道のり 2018/01/16/Tue
みなさま こんにちは。 いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
さて
2018年、新しい年が始まってすでに半月が経ちました。 その間私が何をしていたかというと、ほとんどの時間をパソコンの前に座って、サーバーの移転とサイトのSSL化というものをやっておりました。
S?S L? なんのこと?? ですよね・・・。
SSLとは、インターネット上のやりとりを暗号化する仕組みのことでございます。 みなさまネット上でお買い物をしたり、個人情報を入力して何かに登録したりしますよね。 その時、内容が暗号化して送信されるので安全に情報を送れるというもので、数年前から導入が行われておりました。
ただ、過去には年間数万円という経費が掛かったため、なかなか浸透しなかったのですが、昨年2017年10月より、しびれを切らしたGoogleがSSL化していないサイトアドレスの横に保護されていない通信という表示を出すと表明、SSL化は待ったなしという状況になりました。
私のサイトは、商品を買っていただく目的のサイトですから、信用第一、セキュリティー強化は必須でございます。 わかってはいたのですが、素人の私にそんなことが出来るわけないし、プロの方に頼んでやってもらう? どうしよう、どうしよう・・・と逃げ腰だったのですが、もうここに来て崖っぷち。
仕方なく、覚悟を決めて新年仕事始めの4日からずっと取り組んでまいりました。
まず、今まで運用していたサーバーがSSL化にはかなりハードルが高かったので、サーバーを移転するところから。
今の私のサイトは、世界中のサイトやブログで使われているWordpress(ワードプレス)というソフトを使って作っています。
ウィキペディアには
WordPressは、オープンソースのブログソフトウェアである。PHPで開発されており、データベース管理システムとしてMySQLを利用している。単なるブログではなくコンテンツ管理システム としてもしばしば利用されている。
ってありますけど、この説明からしてさっぱりわかりませんでしょ?
引っ越すといっても、とにかくわからないことばかり。 手順通りにやっているつもりなのに、そうならない。 毎日毎日パソコンの前に座って、わからないことを全てGoogle検索しながら、失敗して削除して失敗して削除しての繰り返し。
もう大変で大変で食欲もなくなって、げっそり・・・。
それでも、7日目にしてやっと自分のミスに気が付き(遅い)、修正して8日目にしてやっと移転が完了。
その後、本来の目的であったSSL化を開始。 こちらもすんなり行かず、一度は全くサイトが表示されなくなったり、Wordpressにログイン出来なくなったり、1年以上かけて積み重ねてきたものがこれで全てダメになるのか・・・と、血の気が引く思いをしながら、それでもやっとゴールが見えて来ました。 そして
晴れてサイトアドレス横に保護された通信|https// と表示されるようになりました(Google Chromeの場合。ブラウザにより鍵のマークなど)
でもトップページ以外には変な盾のマーク+赤いXが出て、何やらまだエラーがある様子。 それの解消に2日掛かり、やっと全ページがSSL化され、何とか完了したもよう(多分)。
正直、疲れました・・・もう2度とやりたくないです・・・
この2週間、食事と睡眠と注文のお品の出荷作業以外は、すべてパソコンでの作業に費やしました。 ほかの仕事は一切出来ず、針を持つことは全く出来ませんでした。
とにかく、人の畑を耕しているような違和感がつきまとい、プログラミングされたコードをあれこれいじるなんて、顔のない正体不明のものと向かい合っているような恐怖で、常に緊張して動悸がしていました。
それでも私のような超初心者がなんとかやり遂げられたのも、ネット上にプロアマ問わずたくさんの方々が手順や経過をブログやホームページで解説して下さったり、アドバイスや注意点、自分が陥った失敗例などを書き記して下さってあるのを参考にさせていただいたからです。
つまりは、ネットのことはネットに聞け。 そうやって検索して調べていると、どこかに自分と同じ症状で悩んでそれを解決した方の例に行き当たります。 そこには「この記事が誰かの役に立ってくれればうれしい」と書いてあったりしまして、なんだか、わからないことばかりの世界だけれど、やはりそこにはまだ血の通った人間もちゃんといるのだな・・・なんて思ったり。
本当に、いろいろなサイトやブログに助けていただきました。 ありがとうございました。感謝。
今回の、このサーバー移転とSSL化でわかったこと、それは、まず
・私には向いていない
そして
・いつもの自分の仕事はなんて楽しいんだろう! です。
注文のお品を送るために、布を切る、たたんで袋に入れる、お手紙を添える、切手を貼る。 いつもなら何でもないただの一連の作業が、本当に楽しく、愛おしく思えました。
今、自分に与えられた仕事の、なんて素敵でワクワクして楽しいこと。 これが自分の仕事だなんて本当に有り難いこと。 大切にして、ずっと続けて行きたい。
そんな気付きがあっただけでも、価値ある2週間でしたか・・・ね。
暗号って、どんなものか目には見えませんけれど、どうやら私のサイトも安全になったようです。 みなさま、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
それから、もしこのサイトを閲覧していて、「ここの画像が表示されないよ」とか、「ここのリンクが切れてますよ」など、お気づきの箇所がございましたらお知らせ下さい。 なかなか一人では全ページチェック出来ないので、お力お借りしたく、どうぞよろしくお願い致します。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます 2018/01/04/Thu
明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
2018年1月4日
みなさまお正月いかがお過ごしですか?
穏やかで、過ごしやすいお天気で良かったですね。 私は毎年、東名高速にのって、富士山を見ながらのんびりドライブするのが年末の恒例行事になっています。
静岡県の焼津でおいしいお魚料理を食べたり
大井川に掛かる世界一長い木造橋を歩いたりしましたよ。
ギネス認定、ほうらい橋です。
年を越して、元日は近くの稲荷神社にお参り、2日はペンちゃん(娘)と初売りバーゲン、3日は映画に行って、冬休みを満喫致しました。
遊んだら、仕事もちゃんとしないといけませんね。
今年は、焦らずじっくり自分らしいものを作っていこうと思います。 年々、好みの布が入手困難になって来ていますが、めげずに、こだわって探していくつもりです。
みなさま、今年も素敵な布と出会い、手縫いを楽しんでまいりましょう。
このブログ「まち針日記」も、もっとまめに書きたいと思っています。 それには、まずスマホでの写真撮影の腕を上げなければ・・・
今ほとんどの写真は一眼レフを使っているのですが、気持ちが乗らないと撮れず。 スマホで上手に撮れるようになればもっと頻繁にヤル気が起きるかな・・・と期待して、 がんばろうと思います。
皆様
また1年、このブログ「まち針日記」も、どうぞよろしくお願い申し上げます
今年も1年ありがとうございました2017年仕事納めの日 2017/12/29/Fri
年々、1年が過ぎるスピードが増しているような。 もう1年終わるんですね・・・しみじみ・・・。
みなさま、2017年はどんな1年でしたか? 私は、特に致命的に悪かったという事が思い浮かばないので、それってつまり、まあまあな年だったということですね。
普通の、平和な、平凡な1年。それこそが良い1年。幸せに過ぎたということでしょう。
自分も家族も無事に過ごせて、怪我も病気もなく年を越せそうです。
お店の仕事の方は、年初に目標にしていた「キットは最低でも10点出したい」は、惜しくも9点で終了となりました。 それでも、昨年の秋、このホームページをリニューアルした際、キットの点数をかなり減らしたのを回復させようと、この1年はわりと急いで更新して来ました。
目標に到達しなかったのは少し残念ではありますが、来年はあまり焦らず、自分の納得いくものをじっくり作っていこうと思います。
来年2018年は、このサイトを運営しているサーバーを移転したり、サイトをSSL化する予定があったりと、WEB関連の仕事から幕開けしそうで、非常に気が重いです・・・(苦手なので)
でも、今年は1度も出来なかったワークショップもまたぜひやりたいし、新しいレッスンのことも考え中です。
このブログも、もっとまめに更新しないとですね。 毎年恒例の反省・・・
ではみなさま、今年も1年仕事をさせていただき、感謝申し上げます。
ありがとうございました。
みなさまもお体を大切に、どうぞ佳いお年をお迎え下さい
この写真は、2013年にキットを発売しようとして実現せず、お蔵入りになってしまったものです。
丸のデザインで、「スノーボール」という名前のパターン。 冬に淡い色も良いですよね。
やさしくすればやさしくしてもらえる無限ループに入ろう 2017/12/16/Sat
毎年、なぜか12月にはあまり良いことが起きないのです、わたくし。
ですから、用心はしているつもりだったのに、まさしく気が緩んでいたようで、昨日はまたもや、やらかしました。
自転車のかごに箱型の荷物を入れ、その上にバッグを載せて外出。 自転車は、乗ったり、押して歩いたりしながら目的地へ。 用事を済ませ、買い物をしようとスーパーへ入り、会計をする前に財布を出そうとした所、
ない・・・・
え? え? ないってどういうこと??
頭が真っ白になりつつも、かごに入れた商品をすべて元の場所に戻し、来た道をもう一度たどってみたのですが、やはり見つかるわけもなく・・・。
仕方なく帰宅、クレジットカード会社と銀行に電話してカードを全て停止。 そのあと寒空の下、とぼとぼと家の近くの交番に落し物の届け出に行く。
交番では若い巡査さんが親切に対応して下さり、椅子をすすめられ気さくな感じで書き方を説明していただき、座って届け出を書く。 今や遺失物の届け出はデータベース化されていて、なんと、巡査さんが入力し終わった直後に、私の財布が別の交番に届いていると判明。
なんていい国なんだ、日本。
免許証と印鑑を持って、受け取りに行く。 出掛けにお金を入れたので、現金の金額もはっきり覚えていたし、記名のあるカードが3~4枚入っていたので、本人確認はスムーズで、すぐに受け取ることが出来ました。
拾って下さった方は、「落とした人に戻ってくれればいいから」と権利放棄されたそうで、個人情報は一切教えてもらえませんでした。 ちなみに男性ですか?女性ですか?と尋ねても、それも言えませんとのことでした。
紛失に気が付いてから、約3時間後にそっくりそのまま手元に戻るという奇跡。 財布を落としたという自覚が全くなく、何だか起こったことが夢の中のことのようでした。
実は、最初は少しパニックになりかけたけれど、その後は自分でも驚くほど落ち着いていました。 暗い中を自転車でキョロキョロよそ見しながら走る羽目になったので、ここで事故に遭ってはいけない、車に気をつけて、無理はダメ、 冷静に、中身をよく思い出してみて、と思考はちゃんと動いていました。 カードは停止して再発行すればいいし、現金は無駄使いしたと思ってあきらめて、また働けばいい。 こんなこと、何でもない、 大丈夫、大丈夫。
自分の馬鹿さ加減にはほとほとあきれて恥ずかしかったけれど、状況のわりには、明るくサバサバした気持ちでした。
それというのも、交番の巡査さんたちや、スーパーのサービスカウンターの方、銀行やカード会社の電話口の方々に、とても親切に応対していただいたからで、 みなさん、やるべき自分の仕事を丁寧に粛々とこなしていらっしゃり、清々しく、救われる思いが致しました。
そして、財布を拾って交番に届けて下さった方は、ただただ「困っているだろうから早く手元に届いて欲しい」という思いで居て下さったようで、本当に私は幸運でした。
だから、何の御礼も出来ない代わりに、私もいつか誰かに必ずやさしくしよう、絶対に。 そしてその人がまた同じように思ってくれて、その無限ループが続いてくれますように、ずっとこの出来事を忘れずに生きたいと思います。
怒りを怒りで返さない。 イライラをイライラで返さない。
やさしくしたら、やさしくしてもらえる。 やさしくしてもらいたいなら、まずやさしくしないと、ね。
財布を落としておいて、何の損害もなく戻って来るなんて、金運が良かったってことかしら。 今月はじめお客様からいただいた黄色のバラと、イエロー系のキルト。 もしかしてこれで運気アップしていたとか?
『まち針日記』過去の写真を集めたアルバムがあります 2017/12/6/Wed
2009年3月3日から始めたこの『まち針日記』、来年の春からは9年目に入ることになります。
つらつらと思うことを書いたもので、拙い内容ではありますが、皆様にはこうしてお読みいただき、本当にありがとうございます。
今日はまた改めてお知らせでございます。
昨年9月にリニューアルしたこの新しいホームページに組み込まれる前は、「ココログ」という無料ブログで書いておりました。
なかなか全部を引っ越しすることが出来なかったので、ぜひ写真で過去の記録もご覧いただければと思い、
始まりから昨年2016年9月までの写真だけを集めたアルバムを作ってあります。
自分でも、写真を見るといろいろ思うことがあり、(あー・・・これ枯れちゃった、あー、これも枯れちゃった、など)楽しく過ごしております。
ぜひ皆さまもご覧になって下さいね
花と庭のアルバムに写っているお花は、すべて私が庭で育てたものなんですよ。(自慢)
アルバムの写真をクリックすると、サイズが大きくはなりますが、その記事へジャンプ、という機能はココログにはないため、写真だけをさらっとご覧になって下さい。
*PC用なので、スマホでは見にくいかも知れません。ごめんなさい。
12月ここ最近の暮らしのあれこれ 2017/12/3/Sun
寒くなってきましたね。 今年は冬がいつもより早く来たような気がします。
先日、秋田のお客様からのご注文には、「雪景色になってしまいました」と、メッセージが添えられていました。
みなさまは、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
寒くなって来ると、温かいものが食べたくて、材料をお出汁やコンソメでただコトコト煮る、という日が増えます。
この日は、かたまりのお肉と
冷蔵庫の中のお野菜いろいろ。 和風のお出汁でコトコト・・・
お肉は取り出して、からし醤油で別にいただきました。
この日は、コンソメスープに昆布だしをプラスして。 キャベツと白菜、玉ねぎ人参・・・
厚切りベーコンと、お野菜柔らかくなるまでコトコト・・・
食後のデザートは、フルーツ山盛り。
蜜の入ったふじリンゴ。
柿は、次郎柿が好き。
盛り付けざっくばらん過ぎ。 山盛りでお洒落っぽさゼロ。 ・・・象さん?
これは最近お気に入りのお菓子。
グルテン抜きは今もずっとやっているので、お菓子も出来れば小麦粉が入っていない物を。 後ろを見た時、小麦粉が一番先頭に書いてあるものはなるべく避けます。 これは、めずらしく、使っていないお菓子。
実物は、パッケージの半分の長さだけど(笑)、ゴマとココナツの香り、ほんのり甘くて、サックサク!
はい、食べたら歯磨きね。 歯ブラシは頻繁に買っていろいろ試してみる私ですが、 今のお気に入りはこれで
初めてこのヘッドが大きくて太いタイプのを試してみたら、予想外に良くてびっくり。
奥に届かないんじゃない?と半信半疑だったけど、グーをパーで包むように磨けて、今までなかった新触感。
年齢的に歯茎はどんどん下がっていってしまうから、 硬いのでゴシゴシは厳禁。 これは史上最高にやわらかーいブラシで歯茎をマッサージしながら磨けてすごく気持ち良かったです。
自分の歯が、何だか高級品になった気分。
11月のお出掛け「ウィンザーチェア展」と椅子作り事始め 2017/11/17/Fri
私の夫は、アンティーク家具の修理人です。修理の仕事は今も続けていますが、同時に数年前から作る方も始めています。そしてこの秋から、私のたっての希望であった「椅子の製作」をスタートしました。
木の家具の中では、やはり何と言っても椅子が好きです。椅子を作って欲しいとずっと以前から言っていたのですが、何千という椅子を修理して来て、その難しさを知っているからこそ安易に手が出せなかったらしく、やっと、という感じです。
というわけで、まずは先人に学ぶ。こちらに行ってまいりました。
「ウィンザーチェア展」。
場所は駒場東大前「日本民藝館」。
建物も素敵です。靴を脱いで、スリッパに履き替えて見ます。中は撮影禁止なので、内容は図録でご紹介。
ウィンザーチェアは、18世紀ごろイギリスで生まれた木の椅子です。すべてが木で作られていて、座板に背棒と脚を差し込む形で作られています。時代が古いものほど素朴で荒削り、でもそこが何とも言えず味わい深いのです。
もともとは農作業やガーデンチェアとして、屋外で使用された椅子でした。それがロンドンなど都市部でも流行し、だんだんと装飾も施され、19世紀には大規模な工場で生産されるようになっていきました。今、日本ではウィンザーチェアというとこの感じ↓をイメージするかと思います。松本民芸家具などでお馴染みの姿ですね。
私自身は時代が古い素朴な方に強く心惹かれます。朴とつとして力強く、いかにも手で作ったという温もりがあって、緻密さは全くありません。水平じゃない、平行じゃない、左右対称じゃない。足の太さもバラバラ、角度も違うし、どう見ても傾いている、自由そのものです。もちろん作者が誰かなんてわかりません。当時はただの生活用品だったのです。
それが今ではこうして美術館、博物館に「お手を触れないで下さい」と札をつけられ並べられています。ですからもし手に入れようとしても、椅子とは思えないお値段がついているかと。
そんな本物のアンティークのウィンザーチェアが、昨年修理のため我が家に持ち込まれました。
とにかくボロボロだったのです、古いですから。一度分解して、失った部分を再生して、当時あった姿を再現する修理が施されました。修理の時の記事はこちらです
座面は傾いているし、座り心地も、決して良いとは言えません。でも何とも味わい深い木の椅子。修理が終わっても、「これが私のものだったらなぁ・・・」と、なごり惜しい。
こちらは↓私が持っているイギリスアンティークの子供椅子。娘が実際に座っていたのはほんの短い間で、今は誰も座れませんが、いつも部屋に置いています。
こちら↓は、主人作。
子供椅子。何歳ぐらいの子供が座れるのかはわかりません。2歳ぐらいの小さい子用かしら・・・ドールチェアにしても良いですし、置いておくだけでも可愛いです。子供服のお店のディスプレイなどにお薦めしたい感じです。
こちら↓も主人作。子供椅子、塗装前です。図録に載っていたような古い時代の雰囲気が上手く表現されています。
さすが30年以上も古い家具と付き合ってきただけのことはあります。実はこういう素人と家具職人の中間ぐらいのものをセンス良く作るのはかなり難しいと思います。テクニックを見せ過ぎると作り込み過ぎてつまらないし、素人のDIYレベルでもダメ。確かな技術の中に絶妙な“ぬけ感”があり、形にも色にも質感にもさり気なく使い込まれた“こなれ感”が出ていなければいけません。18世紀の本物に勝てるわけはないけれど、なかなかいい線いっているのではないでしょうか。
いま塗装をどうするか迷っているみたいです。
これからいよいよ大人用ウィンザーチェアの習作に入ります。私のは作ってくれるのかなぁ・・・
気長に待つことにしましょ・・・。
こちら↑のスモールチェアは販売しております。1点のみ、価格1万5000円と大変お買得です。ご注文はこちらへ「ブログの子供椅子」でお願い致します。
「ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子」展は2017年11月23日(祝)までです。
日本民藝館のサイトはこちら→http://www.mingeikan.or.jp/
10月のお出掛け「ショーンカフェ」へ 2017/10/29/Sun
ずっと雨ばかりの10月。
めずらしく快晴だったある日のお出掛けは、吉祥寺PARCOの中の「ひつじのショーンカフェ」。午前11時ごろに着いたけれどすでに満席。整理券をもらって、時間に行って再び並び、やっと席に着くことが出来ました。
今回はボーダーシャツに赤いベレー帽がテーマみたい。
お店のスタッフの皆さんもお揃いのユニフォームでした。
ペンちゃん(娘)がオーダーしたのは、「ユニオンジャックのサンドイッチ」。ショーンはイギリスのクレイアニメだから、まずはコレでしょ。
ブラックココアクッキーとクリームでできたショーン。なかなかのクオリティ。
私は「ビッツァーのマーマイトチキンカレー」。耳は茄子のソテー。
そして、ハロウィンのメニュー「クレイジーショーン」。アイスカフェオレの上にクリームたっぷり、グラスにガトーショコラが刺さってます。かなりのボリュームで、2人がかりで食べきるのがやっと。
ペンちゃんは大喜びで、コースターや紙のランチョンマットもお持ち帰りして、「来月もまた来る~」とご機嫌。
それから、数日たったある日、我が家にAmazonの箱が届き・・・
何だろね、これ・・・。ショーンも興味津々。
中身が気になるショーン。
箱をたたいてみるショーン。何が入っているのかな・・・
お?? これは?!
ジャーン!! 届いたのは、シャーリーでした!
ショーンカフェでクッション代わりに座席に置かれていたシャーリーを、ペンちゃんが同じのさっそくポチッと注文したらしい・・・
ショーンもうれしそう。
ショーンカフェ、2人でお会計が5千円越えだったのでぶつぶつ言いたい私ですが、11月はペンちゃんがおごってくれると言うので楽しみです。今度はほかの新しいメニューが出ているかな・・・。
吉祥寺PARCOのサイト→ http://kichijoji.parco.jp/page2/event/9566/
《11月29日追記》
先日また行って来ましたよ。 メニューはクリスマスバージョンになっていました。
ガトーショコラはシャーリーの雪だるま。
チーズケーキはベビーショーンのサンタクロース。
フレンチトーストとリゾットのセットメニュー。
ラテアートみたいにツリーが。かわいい。
お腹いっぱいになりました。ペンちゃんはまた来月も行きたいとのこと。
ふ~・・・
9月のお出掛け「クレマチスの丘」へ 2017/10/10/Tue
東京駅から新幹線こだま号に乗って行って来ました。「クレマチスの丘」
ベルナール・ビュッフェ美術館で行なわれている企画展「森―いのちのかたち」に出展している作家・鈴木まもるさんは私の予備校の時の先生。画家・絵本作家であり、鳥の巣研究家です。
ビュッフェはもちろん、先生の作品も撮影禁止だったので写真はありませんが、場所は静岡県の三島です、ぜひお近くの皆様は今月末までやっていますので、こちらのサイトでチェックしてみて下さい。
クレマチスの丘 https://www.clematis-no-oka.co.jp/
少し歩いてヴァンジ彫刻庭園美術館の方へ。芝の緑が美しい庭に、彫刻が点在しています。
クレマチスは5~6月が最盛期ですから、今は四季咲きのものがちらほら咲いているだけでしたが
ブルーや白、赤、紫、それなりに色とりどり
ベル型のもあったり、有名な品種名もさまざま付いていました。
下に植えてある宿根草との組み合わせも考えてあるみたい。
円筒型のトレリスが立ててあって、それぞれ2~3種類組み合わせて植えてあるようでした。
これに全部這い上がって咲いていたら、どんなにか綺麗なんだろうな・・・と、イメージ。
庭園はそんなに広くはないけれど、よく手入れされていて
睡蓮の池があったり
両脇の高い塀にもクレマチスが咲く(であろう)花咲く小道があったり
芝生や下草の中には、さり気なくガーデンシクラメンが咲いていたりしました。
秋の日の、恩師との再会、10代の頃からの友人たちとのんびり歩いた庭。
良い休日でした。
これは私が、苗を購入したくて、でも探しても見つからなくてあきらめた「ビエネッタ」。あきらめて、似ているこのテッセン↓を買ったのだけど
花びらの形も、真ん中のところもやっぱりだいぶ違う・・・でも、私の庭のも、結構きれいね。
今年の夏のベリー報告書 2017/09/04/Mon
ここ関東地方は、今年は夏らしい暑い日がほとんどなく、8月はほぼ毎日雨でした。
猛暑続きも嫌ですが、こんなにはやく秋が来てしまうのも、肩透かしをくったようで何だか少し腹立たしい・・・
ここのところ毎年四季が不安定で、昔と違ってきているのは確かだけれど、これ、もう人間の力では戻せないのでしょうね。
残念な気持ちのまま、夏が強制的にシャットダウンされてしまいました。
そんなこんなで、暑さはそれほどでもなかったのですが、雨続きで、蚊に刺されるのもいやで、相変わらず放置のままでしたが、ベリーを収穫する時だけ庭に出ていました。
今年はブラックベリーがたくさん実ってくれて
最初は赤い実が、だんだんと黒く熟して
ツヤツヤに真っ黒になったのから順番に摘んでいきました。
1回にこれくらいとれて、
順番に保存袋に移して
冷凍していきました。
結局全部で保存袋2袋分採れました。去年よりぐんと増えたので、上出来上出来。
ブルーベリーは、木が2本あったのを1本枯らしてしまって残り1本だけでしたが
ヨーグルトにこんな感じにトッピング出来た日が、5~6回ありました。
何分木が1本しかないものですから、一度に全部食べごろになってはくれず、ちびちび頂きました。
でも、味はちゃんとブルーベリーで、そこそこ甘くて美味しかったし
こちらも去年に比べれば豊作だったので、放置の割にはたくさん楽しませてもらえて、満足しました。
問題は、凍らせたブラックベリーをどうするかです。
6月の時点では、『今年は、ちゃんと煮て、濾して、ベリーのソースを作ろうと思います』なんて書いておりましたが、現時点ではまだ実行には移せておりません・・・
ブログ没ネタ写真を検証 2017/07/19/Wed
大変ご無沙汰致しました。
ほぼひと月、何も書かず・・・。
ブログは頻繁に更新してなんぼのものでございます。これでは読んでいただけなくなっても自業自得。毎日アクセスしてチェックして下さる皆様には、お詫びのしようもございません。
このブログ「まち針日記」は、2009年3月から始めましたので、もう9年目に入っております。もちろん毎日書いていた時期はありませんで、書きたいことがある時に気まぐれに投稿しているブログでございます。
なので、ひと月まったく動きがないというようなことも、もちろん過去にもありはしましたが、やはり放置しておりますと、実際後ろめたい気持ちを持ちながら日々過ごしているのでございます。
それでも皆様、考えてみて下さいませ。
私は、芸能人でもなく、50を越えた一般人で、ペットも飼っていない、孫もいない、ファッションやダイエットにも興味がなく、お料理やお弁当作りも人並みレベルでございます。さらに、家からほとんど出ませんから、正直ブログに書くようなことが、起こらないのでございます。
それでも、自分では結構楽しく、のんびり穏やかに暮らしていて、日々小さな幸せは、あることはあるのです。
ただそれが、
いわゆるSNS映えしない・・・・
漂白剤で布きんが真っ白になった・・・洗濯物がどっちかに傾かずまっすぐ釣り合った・・・ポイントがたまってて500円引きになった・・・みたいな、どれもこれも、書くには小さすぎて、どうでもいいと思えることばかり。
小ネタは増えるのですが、投稿にはいたらないで、日々が過ぎていくわけです。
今日はその、いわゆるゴミ箱から拾ったような没ネタ写真を、この際検証してみたいと思います。
イチゴタルトの写真。夕食後のお茶の時間なので、写真は夜、電灯の下で撮影しています。自然光でないので、写真の色味や雰囲気が気に入らないし、苺タルトネタはすでに一度書いていて、2度はつまらないと思い、ボツ。
ご近所さんが、蕗を下さったので、そのことを書こうと思って撮った写真。
ペンちゃん(娘)がスジをとってくれているのですが、たまたま赤いマニキュアをしていてそれが違和感があったのと、洗い物が写り込んでいたりして、気に入らず。
薄味に炊いて美味しくいただいたのに、それを撮り忘れて、話の結末の写真がないために、ボツ。
ペンちゃんが、おまけ欲しさにハッピーセットを3個買った時の写真。
書くほどの内容もなく、ボツ。
庭の植物の写真。
カサブランカ。荒れた庭で、汚い部分を避けて写しているので、構図もアングルもなんか不自然だし、ユリの美しさが全然撮れてないのが不満で、ボツ。
アガパンサス。花が少なくて、スカスカひょろひょろ。お見せするほどのものでもなく・・・、ボツ。
メドウセージ。株が大きくなり過ぎて、ただただ全体がバサバサした感じ。仕方なく上の方だけ写したら、なんともポイントのないつまらない写真に思えて、ボツ。
検証結果。
一言で申すなら「深く考え過ぎ」・・・って感じでしょうか・・・。
自分としては写真が気に入らなければ文章も思い浮かばす、書こうという気持ちが起きません。するとどんどん写真の旬が過ぎていき、もうこの話題古いということになり、お蔵入りです。
でも、
日の目を見ないで処理されるはずだった写真も、接ぎ合わせて、こうして1話分になりました。
これはまさしく、パッチワーク的投稿、とでも申しましょうか・・・うーん・・・かなり苦しい・・・
まぁ、こんな感じで、平凡な毎日です。そんな平凡な中にもちゃんと何かイイものを見つけられるようにするには、やっぱり余白・余裕が大事だなぁ・・・と感じました。
時間にも、気持ちにも、スペースにも。
配色レッスン②【カーペンターズスターのタペストリー】レッスン中の様子 2017/06/20Tue
4月から3回のコースで配色レッスンを行なっていました。
本日、ご参加の皆様の作品を展示するWEB発表会のページが出来上がりましたので、同時にこのブログではレッスン中の様子などをご紹介しようと思います。
『手で何か物を作る』それは日常のお料理にしたってお裁縫にしたって、ただ単に物を生産するというだけでなく、何かしらの表現行動だと私は思います。だから、作った物にはその人が出る。
ならば、自分らしいものを作りたい。いつもそう思っているのです。でも、不思議なことに、自分らしさはなかなか自分では見つけられない。そういう理由からこのレッスンを始めました。
1998年に初めて行なってから、昨年2016年に久々に復活させて、今回は続く2回目です。複数の方々で同じデザイン同じサイズで作ることにより、自分らしさの気付きを見出していきます。(1998年にはまだインターネットを導入していなかったので、昨年のを1回目としています)
初日は、使いたい布をご持参いただいて、イメージをうかがって仮決定までもっていきます。
皆さんそれぞれイメージが違うので、それをお聞きするだけでも時間はどんどん過ぎていきます。
どれどれ?どんなのがありますか?と覗いているのが私です。皆さんたくさん布をお持ち・・・中には懐かしいのもあって、ついじっくり見てしまったり・・・
どの布を選んで組み合わせて行けばそのイメージになるのか、アドバイスしていきます。皆さん、自分以外の布選びにも興味深く真剣に耳を傾けていらっしゃいました。
使う布が少しずつ絞り込まれていきます。それでもまだまだ暗闇を手探りで進んでいる状態。
私も6通りの個性と向き合うので、かなりエネルギーを消費します。レッスンが終わると放心状態・・・笑
2週間後の2日目は、このレッスンの山場です。裁断した布を並べて調整していきます。
せっかく切った布もこの段階でボツになったり、大幅に変更を強いられたり。まだまだ集中して試行錯誤を続けます。
私も頭をくるくる回転させて、その方のイメージを想像して、迷いのある部分に決断が下せるように導いていきます。
完成形が見えて来たら、裏布やキルト糸の色を決めて2回目が終了。いつもながら、時間が足りません・・・
決まったコーディネイトを持ち帰り、おうちで完成させていただきます。
そして最終日。出来上がった作品を持ち寄り、私の講評と写真撮影。自分の作品にもほかの方の作品にも、いろいろ感じるところがあって、話は尽きません。
6人6様のイメージが形になり、素晴らしい作品が仕上がっていました。途中経過も見ているし、どんなふうになるかもわかっているはずなのに、完成形を見ると、正直少し涙が出そうなほど感動します。親のような気持ちです・・・笑
その素晴らしい作品の発表会のページはこちらです。
ぜひ、その作品が出来た経過も想像しながら、味わってご覧いただけたましたら嬉しいです。私の解説も、皆さんの布選びの何かお役に立てば幸です。
ご参加の皆さまには、このレッスンをとても楽しんで下さり「次も絶対に参加したい」なんて言っていただいて気を良くする反面、私自身の感性がついて行けてないんじゃないかと心配になる所です。歳をとった分ちゃんと成長していればいいのですが・・・
余談ですが、今回私自身もこのタペストリーを縫ってみました。いい機会なので、縫い代の処理の仕方など参考にしていただくため裏側を皆さんにお見せした所、予想以上に喜んでいただけて良かったです。
私のタペストリーは秋冬色でハロウィンの頃に合いそうなので、暑さが一段落した頃、このサイトでご覧いただこうかなと思っています。
こちら↓は昨年2016年
レッスン①のご参加の皆様の作品はこちら『WEB発表会』のページでご覧いただけます
レッスンの様子のブログはこちら→http://bp.tea-nifty.com/blog/2016/02/2-fba4.html
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