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地産地消 2009/07/10/Fri
地元でいい事と言えば、私の住んでる練馬区は、まだまだ本格的に農業を営んでいるお宅がたくさんあることです。
新鮮で、穫れたて。
旬のものだけが並ぶ。
野菜の生産者販売で、コインロッカー式のところは、近くに何軒かあるけど、夫は、あれがお気に召さない。 「感じ出ない・・・・」んだって。
なので、屋根付き手押し車、3両編成のこちらが、我が家の御用達。
しっかりくっつけてある貯金箱みたいなのに、チャリンと小銭を入れて買います。
この時季は、枝豆が最高に美味しい。
粒が大きくて、すっごく甘い!
お店オープンストーリー 2009/06/20/Sat
去年撮影したお店の写真です。
私のお店、ベアーズ ポーは、今年14年目になりました。
大きな家具の配置は、ここ数年この位置で落ち着いています。
什器にしているのは、イギリスのアンティーク家具。
夫と私は、アンティーク家具を輸入販売する会社の同僚でした。
私は出産を機に退社し、その約2年後にベアーズ ポーをオープンしました。
その頃 、夫はまだ会社員、イギリスから輸入される古い家具を、日本で使用可能な状態まで修復するのが彼の仕事でした。(今ももちろん続けています。フリーランスで)
お店の家具も全て 夫に修理・メンテナンスしてもらい、一番大きなアイランドドレッサーは、ナチュラルパインだったものをブラウンに塗装して仕上げ直してもらいました。
すでに塗装が済んでいるものを剥がして塗り直す作業は、時間も手間も5倍ぐらい掛かるので、すごく嫌がられましたけど・・
でもイメージどおりのお店にするために、そこはどうしても譲れなくて。
休日に、嫌がる 夫を説き伏せて、内装を手伝ってもらいながら、私のお店作りはスタートしました。
まち針登場 2009/05/31/Sun
ブログのタイトルにも使っている「まち針」。
布を重ねて縫う時に動かないように止めておく、または目印のために使う針です。
漢字では「待ち針」。
一般的なものには、
・和裁用(針が長くて、プラスチックの平らなお花形の頭がついています)
・洋裁用(和裁用よりは針が短くて、パール色の丸い頭がついているものが多い。主にミシンで縫うのを想定してあるようで、針がしっかりしています)
・手芸・小物作り用(洋裁用より針が細く、頭はプラスチックかガラスの小さな玉。)
が、あると思われます。
針は、まち針に限らず、自分が使いやすいものを探すといいと思います。
薄い布を縫うのに、太い針は針通りが悪いし、厚い物を縫う時、針が細いと折れて危ない。
小さい物を縫うのに、和裁用の長いまち針は邪魔だし、長い距離を縫うのに、短い針は効率が悪い。
100人いたら、針の持ち方は100通り。
指の長さも縫い方もみんな違うんだから、思い込みを捨てて、自分に合ったものを探さなくちゃ。
使いやすくて、きれいに出来て、効率のいい道具に出会えたら、最高にラッキー。
私は更に、見た目の可愛さも重視するので、何でもいいってわけにはいかないな・・。
今、普段気に入って使っているまち針は、1本1本手作りで作られたガラスの頭のもので、お店でも販売中です。
↑ ちなみにこれは、私が自分で作ったまち針です。
和裁用のまち針の頭を取って、ビーズを接着剤で着けたもの。
これは、プラスチックのお安いビーズだけど、本物のグラスビーズを使うと、豪華で素敵ですよ!
接着剤は金属やプラスチックが着くものなら何でも大丈夫。
乾くと透明になるものがいいかな。
たまに使うだけだけど、ソーイングケースを華やかにしてくれる存在で、楽しく仕事するには、こういう小っちゃいものが、とっても大切。
幸せの一日 2009/05/02/Sat
「東京の友達に会いに来たので」と、長崎からお客様がいらっしゃいました。
普段は、メールのやり取りだけのお客様と、こうしてお会いすることが出来るのは、幸せな瞬間です。
「楽しかったです!」と言っていただいて、私もです・・・「ありがとうございました」と、お帰りを見送りました。
しかも、
お土産にカステラをいただいてしまいました。
ブログを読んでくださったのね・・
「ほんとにスミマセン・・」と恐縮しまくる一方、喜びが隠せない私。
「長崎では、お土産っていうと福砂屋さんのカステラなんですよ!」
お~! 創業1624年。
遠くのお客様とお会いできた喜び、プラス、老舗のカステラ!
幸せな一日。
キラキラのジャム 2009/04/26/Sun
長年、ジャム作りを趣味とされているお客様からマーマレードをいただいた。
フルーツから自然に出てくるペクチンで、3日もかけてお作りになるのだそうです。
「でも、一番難しいのはイチゴね。なかなかキラキラにならないの」
そう、そうなの。
私も過去に作ってみたことがあるけど、あの宝石のような、キラキラのジャムには、なかなかなってくれない。
イチゴがお仕舞いになりかけるこの季節、お買い得なイチゴがお店に並んでいるから、つい、「ジャムに・・」なんて気軽に思ってしまうけど、一瞬、基本の基本、簡単で初心者向けに思えてしまうイチゴのジャムが、結局は一番むずかしいと感じる、これが「熟練者の境地」なのね・・。
うっかり、「マーマレード大好きです!」と口を滑らせてしまって、貴重な一瓶を、私がいただいてしまいました。
オレンジの香り、果肉のジューシーさ、皮の爽やかな苦味、キラキラの、キラキラの、マーマレード。
布の入荷 2009/04/15/Wed
久しぶりに布の入荷。
12反と、数は少ないけど。
布の仕入れには、自分なりのポリシーがあって、そのせいで、入荷は不定期。
まず、気に入ったものが見つかった時だけ。
そして、選ぶのは、必ず店内で。
年に何回かメーカーさんの展示会もあるけど、私は全部欠席。
営業担当の方が、見本帳を持ってお店に来てくれるまで待っている。
そして、自分のお店に合ったもの、自分の好きなもの、今ある布に合わせられるものを選ぶ。
私にとって大事なことは、「何が流行っているのか」とか、「今他店で何が売れているのか」なんてことじゃなくて、お店の灯りや、空気感、その中で輝いているかどうか、自分が「わくわく」するかどうか、それだけ。
布の入荷の日は、包みを開ける瞬間が、最高にわくわくドキドキ!
これは、誰にも渡したくない、至福の時。
これがあるから、やめられない!
ギャザーたっぷり餃子 2009/04/10/Fri
わたしが、娘に、「負けたな」と思うこと。
それは、餃子を包むこと。
今日は、中国人もびっくりの、ひだが20本でした。
懐かしの黒電話 2009/3/30/Mon
「いい声」の人に出会うと、嬉しくなってしまう。
芸能人や有名人なども、テレビでは好きになれないのに、ラジオでは、結構いいと思える人がいる。
声のせいで。
私は、音楽を志した人みたいに優れた耳をもっているわけではないけど、音質の好みはハッキリしている。
夫とは、「電話で話す声」が好きで結婚したのに、一緒に暮らしてしまうと、電話で話すことってそうそう無いものだ。
なんかモヤモヤする・・・
そんなことはさておき、その夫の「いい声」を生み出していたのはこの黒電話。
独身の彼は、これで私の家に電話を掛けていた。
これは、日本の古い電話機。
我が家は、夫の仕事柄、家具の多くはイギリスの古いもの、家具以外にも、様々な古いものやジャンクがある。
そういう物を、ただ飾ったりコレクションするだけじゃなく、使えるものは使いましょう、という二人の共通した考え方に則って、この黒電話も、結婚後、配線してしばらく使っていた。
当時すでに、ダイヤルの電話なんてほぼ絶滅、コードレスの電話機が主流になりつつあった頃。
この黒電話、会話の途中に雑音が入ったり、番号を回し終わるのに時間がかかる(例えばひとつ数字を回すと、それが戻り切るまで次の数字は回せない。当然、9とか0が続く番号だと戻るまでがすごく長い)など、不都合は数知れなかったけれど、2人ともその不便さを結構面白がっていた。
結局、今考えると、尋常じゃないこの受話器の重さに負けて使用を断念したのだけど、あの頃は、「不便」を楽しむ余裕があったんだな、と思う。
今はなかなか取り戻せない、だからこそ、忘れたくない感覚。
不便を楽しむって、とっても贅沢なこと。
無添加のお味噌をいただく 2009/03/24/Tue
お客様から、無添加の仙台味噌をいただきました。
いつも決まって、白味噌は信州のもの、赤味噌は名古屋味噌しか使わなくて、まったく冒険したことなかったな・・。
これからは、もっといろいろな地方のお味噌を試してみようっと。
いただいたこのお味噌は、曲がっているからと、安く売られていた胡瓜につけて。
おだふじさんのカステラ 2009/03/14/Sat
甘いものが大好きな私。
以前は、クリームやチョコレートが入った凝ったケーキが好きだったけど、今はシンプル派。
小麦粉、玉子、砂糖、バター、小豆といった基本素材だけで作られるお菓子に魅かれる。
最近はもっぱら、カステラとどら焼きが好き。
スーパーで売ってるのも買うし、下町の和菓子屋さんで買う時も。
この写真は、「おだふじ」さんのカステラです。
私のお店の近くに、いつも混んでいるケーキ屋さん「おだふじ」さんがあります。
でも、このカステラは、その「おだふじさん」のお父様のカステラ。
お店は、隣の駅、保谷(ほうや)にあります。
私が高校生の頃からあるから、もう30年以上になるお店。
東京ではめずらしい、カステラ専門店です。
久々に行ってカステラと『ペーろん』っていう、カステラ生地の中に餡が挟まってるお菓子を買って来ました。
甘いものが「甘さ控えめ」になっているのが嫌いな私には、最適なおやつ。
もちろん、大泉のおだふじさんのケーキも大好きですけど、私はこのお父様のレトロな感じのお菓子もお気に入り。
カステラは、下の方に、ザラメが沈んでて、美味しかったです。
合唱コンクールに涙す 2009/03/13/Fri
今日は、練馬文化センター大ホールで行われた、娘の中学の合唱コンクールに行ってきました。
1年、2年と、見に行ってやる事が出来なかったので、今日はお店を休業して、行って参りました。
私の住んでいる東京都練馬区は、都内でも有数の生徒数を誇るマンモス校が何校もあって、娘の通っている学校も生徒数が700名近い大規模校のひとつ。
こういった行事や体育祭が、素晴らしく盛り上がるのです。
娘のクラスは、全員がとても仲が良く、車椅子の生徒さんも極自然に一緒に生活しています。
とても良い学校なので、学区を越境して通ってくる生徒さんも多いようです。
私は、歳とともに涙もろくなって、近頃は、この「子どもの歌う声」と(体育祭などで)「走る姿」にめっぽう弱いのです。
今日は、始まる前から、すでにウル目になっておりました。(早い・・・)
3年生の歌は特に感動的で、保護者席からは鼻をすする音があちらこちらから。
歌も良かったけど、驚くのは、指揮が出来る生徒さんと、プロ並みに上手いピアノ伴奏者が次から次へと(クラスに最低でも2名ずつ)出現することです。
3年生の曲は、どれもスケールの大きい難曲ばかり。
招待されていた著名な音楽の先生も、同じようにおっしゃっておいででした。
「こういう学校は珍しいのです。さぞかし他校は羨ましいことでしょう」って。
若い人の可能性と、才能にはつくづく感心させられます。
最後に、3年生の全員合唱『河口』が終わると、感極まって泣いている生徒さんも。
「ゆとり教育」の真っ只中で育った今の中高生たち。
若いから、未熟で、普段は大人から睨まれちゃうこともあるけど、みんなそれぞれ良い子でがんばっていて、こんなふうに歌っている姿なんか見ちゃうと、どの子も自分の子供のように可愛く見えてしまう。
教師の仕事は、一度やるとやめられないって聞くけど、確かにね・・。
今日は聴きに行けて、本当に良かったです。
七味ブーム 2009/03/07/Sat
ここ何ヶ月か、我が家のブームは、この「七味」。
西新井大師に、娘の合格祈願のお守りをもらいに行った時、参道で買ったもの。
「辛さは?」と聞かれるので、「普通で」と答えると
七つの香辛料を、お匙でぱっぱっとすくって、混ぜて、袋に入れてくれるのです。
その配合が絶妙で、辛いだけじゃなく、胡麻やお海苔や山椒の香りが、ひとつひとつ、ちゃんとわかるの。
お豆腐や白身魚にかけたり、もちろん豚汁やきんぴらにも。
今日は、水菜と豚ばら肉とお豆腐だけのシンプルお鍋。
夫も私も、歳のせいかお豆腐の美味しさに目覚めて、最近は、こんなメニューがよく出ます。
七味が、素材の味を引き立ててくれるから、お出汁じゃなくて、お湯でOK!
保育園のお布団カバー
今日は、雨の中ご来店下さったお客様の中に、保育園のお布団カバー用の布をお求めの方がいらっしゃいました。
そうそう、そんな季節です。
13年前の今頃、私も作っていましたっけ・・・
掛け布団カバー、敷布団カバー、毛布カバー、パジャマ入れ、連絡帳カバー・・・
他にもいろいろ作ったような。
お話を伺うと、やっぱり今、保育園に入るのは非常に難しいそうです。
「(私立ですけど)入れただけでホントに良かったです」と、しみじみおっしゃっておいででした。
私の頃でも、すでに環境は厳しくて、私も、お店の近くの園には入れてもらえず、車で少し行ったところにやっと入園させてもらいました。
車で毎日送り迎え、4年間、事故も無く卒園出来た時には、ホッと肩の荷が下りました。
↓ この写真、イラスト入りの私の連絡帳は、保育士の先生達の間で評判でした(笑)・・・
その頃は必死で、よくわからなかったけど、小さくて、かわいかったな・・・
今は今の可愛さがあるけど。