配色レッスン②【カーペンターズスターのタペストリー】レッスン中の様子 2017/06/20Tue
4月から3回のコースで配色レッスンを行なっていました。
本日、ご参加の皆様の作品を展示するWEB発表会のページが出来上がりましたので、同時にこのブログではレッスン中の様子などをご紹介しようと思います。
『手で何か物を作る』それは日常のお料理にしたってお裁縫にしたって、ただ単に物を生産するというだけでなく、何かしらの表現行動だと私は思います。だから、作った物にはその人が出る。
ならば、自分らしいものを作りたい。いつもそう思っているのです。でも、不思議なことに、自分らしさはなかなか自分では見つけられない。そういう理由からこのレッスンを始めました。
1998年に初めて行なってから、昨年2016年に久々に復活させて、今回は続く2回目です。複数の方々で同じデザイン同じサイズで作ることにより、自分らしさの気付きを見出していきます。(1998年にはまだインターネットを導入していなかったので、昨年のを1回目としています)
初日は、使いたい布をご持参いただいて、イメージをうかがって仮決定までもっていきます。
皆さんそれぞれイメージが違うので、それをお聞きするだけでも時間はどんどん過ぎていきます。
どれどれ?どんなのがありますか?と覗いているのが私です。皆さんたくさん布をお持ち・・・中には懐かしいのもあって、ついじっくり見てしまったり・・・
どの布を選んで組み合わせて行けばそのイメージになるのか、アドバイスしていきます。皆さん、自分以外の布選びにも興味深く真剣に耳を傾けていらっしゃいました。
使う布が少しずつ絞り込まれていきます。それでもまだまだ暗闇を手探りで進んでいる状態。
私も6通りの個性と向き合うので、かなりエネルギーを消費します。レッスンが終わると放心状態・・・笑
2週間後の2日目は、このレッスンの山場です。裁断した布を並べて調整していきます。
せっかく切った布もこの段階でボツになったり、大幅に変更を強いられたり。まだまだ集中して試行錯誤を続けます。
私も頭をくるくる回転させて、その方のイメージを想像して、迷いのある部分に決断が下せるように導いていきます。
完成形が見えて来たら、裏布やキルト糸の色を決めて2回目が終了。いつもながら、時間が足りません・・・
決まったコーディネイトを持ち帰り、おうちで完成させていただきます。
そして最終日。出来上がった作品を持ち寄り、私の講評と写真撮影。自分の作品にもほかの方の作品にも、いろいろ感じるところがあって、話は尽きません。
6人6様のイメージが形になり、素晴らしい作品が仕上がっていました。途中経過も見ているし、どんなふうになるかもわかっているはずなのに、完成形を見ると、正直少し涙が出そうなほど感動します。親のような気持ちです・・・笑
その素晴らしい作品の発表会のページはこちらです。
ぜひ、その作品が出来た経過も想像しながら、味わってご覧いただけたましたら嬉しいです。私の解説も、皆さんの布選びの何かお役に立てば幸です。
ご参加の皆さまには、このレッスンをとても楽しんで下さり「次も絶対に参加したい」なんて言っていただいて気を良くする反面、私自身の感性がついて行けてないんじゃないかと心配になる所です。歳をとった分ちゃんと成長していればいいのですが・・・
余談ですが、今回私自身もこのタペストリーを縫ってみました。いい機会なので、縫い代の処理の仕方など参考にしていただくため裏側を皆さんにお見せした所、予想以上に喜んでいただけて良かったです。
私のタペストリーは秋冬色でハロウィンの頃に合いそうなので、暑さが一段落した頃、このサイトでご覧いただこうかなと思っています。
こちら↓は昨年2016年
レッスン①のご参加の皆様の作品はこちら『WEB発表会』のページでご覧いただけます
レッスンの様子のブログはこちら→http://bp.tea-nifty.com/blog/2016/02/2-fba4.html
レッスンの様子のブログはこちら→http://bp.tea-nifty.com/blog/2016/03/post-1cf3.html